JRA(日本中央競馬会)は29日、今週末の4月2日からARS、PAT、IPAT方式による馬券発売の再開を明らかにした。携帯電話での発売が行われることで、多くのファンが馬券を購入できるようになる。また、4月4日から関東圏のウインズ、競馬場で、毎週月曜日に払い戻し業務のみ再開されることになった。 被災地の通信網がおおむね回復した状況を踏まえて、JRAは4月2日からARS、PATと、携帯電話による投票(IPAT)を再開すると発表した。昨年の実績では、売り上げの全体中でARS=6・9%、PAT=3・3%、IPAT(携帯)=24・9%のシェアがあっただけに、単純計算では35%前後の売り上げが回復することになる。 ただし、今週末も東日本地区の競馬場とウインズでの馬券発売は行われない。JRAの小畠薫理事は「余震、電力供給、原発の問題など先が見えない状況なので、お客さまの安全確保と円滑な発売が行えるよう、慎重に見極めてから」と再開時期の明言を避けた。また、一部ウインズによる限定的な発売再開については、限られた場所にファンが詰めかけた場合の安全性に不安が残る点から否定的な見解を示し、「ある程度の数を開けられるようになってから」としている。売り上げの45%を占める現金投票のファンからは依然、発売を望む声は多く、引き続き諸般の情勢を見ながら、再開へ向けた準備が進められることになった。 その一方で、4月4日から毎週月曜日の午前10時~午後4時に限り、東京、中山競馬場と銀座、後楽園、錦糸町、浅草、新橋、汐留、新宿、渋谷、立川、横浜、新横浜、石和の各ウインズ、高崎場外、新潟サービスセンターでの払い戻しを再開することになった(計画停電が実施された場合、該当の時間帯および前後1時間程度は中止の可能性あり)。払い戻しを実施する施設では、義援金の受け付けも行われる。サンスポ
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【JRA、今週から電話投票再開】
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